| 片思いの、女性の方に | |
| 願愛(ねあい)海岸(かいがん)恋物語 | |
| 〜昔、黄金崎に住んでいた、海女の娘波美(なみ)と、 宇久須村の、漁師の青年、清吉との恋物語〜 |
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いつものように、海に潜り仕事をしている波美は、漁をしている清吉と出会う。 波美は、たちまち恋に落ち、その思いは日に日に募っていった。 しかしこの時代は、女の方から愛の告白など出来ぬ時代、波美は思いつめて行くばかりだった。 そんな娘の姿を見かねた母親は、海岸の小石を拾い上げてこう言った。 波美は小石に清吉への思いを込め、黄金神社の前に置き、清吉に思いが伝わるよう願った。 ある日、清吉が波にのまれたと言う知らせが届く。 波美は、ただただ清吉の無事を祈り、小石を拾いに海岸まで来たその時。 冷え切った清吉の体を自分の肌で温め、必至の介抱をする波美。 その甲斐あって、気がついた清吉は、波美のひたむきな愛に心打たれ、二人はめでたく結ばれたのだった。 いつしか村人たちは、この海岸を、願った愛がかなった願愛海岸(ねあいかいがん)と呼び、黄金崎神社は、女性の恋しい気持ちを、小石(こいしい)に込め、お参りすると、小石を恋石(こいいし)に変えてくれる、恋愛成就の神様として祭られ、今も多くの片思いの女性たちが、小石を収めに訪れている。 |
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黄金神社は、本来黄金崎神社と言い、もともとは黄金崎にあった、金鉱山の安全祈願として祭られたのが始まりのようで、言い回しの良さから、黄金神社と呼ばれています。 また、キャンプ場の前の海岸は、地図上では根合海岸で、願愛が根合になったのか、根合を願愛と書くようになったのかは、定かではありません。 賀茂村に伝わるこの物語が、賀茂村情報通でお馴染みの、かねじょうさんのホームページや、かもむら未来塾(賀茂村の有志団体)発行の賀茂村グルメマップに掲載されてからは、女性たちの参詣が増えてきています。 恋愛成就は女性のみと言われているのが、男の私としては残念ですが、男性も効くとなったら、今ごろ黄金神社は、石で埋まっているかもしれませんね。 |
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![]() 2000/2/10 静岡新聞に掲載 太田明美さんは、キャンプ場の常連さんです 早く恋がかなうと良いですね。 |
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